はじめまして。ヴィヴィアンです。
タイトルの通り、氷河期世代で団塊ジュニアでもある私は、これまで様々な職場を経験してきました。ざっと４０社はあるでしょうか（笑）。。
大卒後は、氷河期に加え女性差別の嵐が吹き荒れる中なんとか就職したものの、訳あってすぐに退職。自分にはカタギの仕事は向いていないと思い、長い間フリーターとして職場を転々としていました。子供のころから憧れていたホステスになり、赤坂や銀座のクラブを転々としていたこともあります。アルバイトや派遣の仕事もいろいろやりました。中小企業から大企業まで色々なところでお世話になりました。その後、ふとしたきっかけで弁護士にもなってみました。弁護士業界に嫌気がさして社畜になってみたりもしました。
なんだか、我ながら本当に落ち着かない人生です。
過去に何度か正社員になろうと転職活動をしたことがありますが、弁護士資格を取得して弁護士として経験を積んだ後においてもなお、派遣だったことを理由に落とされたことが少なくありません。派遣社員や非正規に対する差別を目の当たりにし、氷河期世代の問題の根深さを痛感しました。
おそらく、私自身、これからさらにどんなに経験を積もうが偉大な功績を残そうが（←まぁ、ないでしょうけど。。）、派遣出身というだけで不当に低く評価され、差別され続けるのだと思います。
たぶん、私だけではないと思うのです。氷河期世代の人の中には就職で躓いてしまい、その後這い上がることができず、不本意な人生を送っている人が少なくないと思います。
いまだ、定職につけない人もいますし、ブラック企業の正社員として細々と生活している人もいるでしょう。
また、女性たちは男性の何倍も大変だったと思います。私が就職したころは、女性差別は当たり前の時代でした。そのうえ氷河期でしたから、一流大学を出ていても女性の総合職の就職先はほとんどありませんでした。
今と異なり、育児休暇を取れる人はごくわずか。新人時代、女性の先輩で出産後働いている人はほんのわずかしかいませんでした。
とりわけ団塊ジュニアなんて、戦前・戦中・戦後直後生まれの神経の図太い親に育てられハードな子供時代を過ごし、人口が多いために激しい競争にさらされ、その後氷河期が到来し、ちょっと景気が上向いてきたかなと思ったらリーマンショックがあり、また景気が回復してきたと思ったら、４５歳定年だのなんだのとゴミ扱いされ、なんだかついていないですよね。
更年期真っただ中の人もいますよね。身体の調子もよくなかったり、大病を患ったりする人もいると思います。そんな中、職場では無能でお気楽なバブル世代や甘ちゃんの３０代以下の尻ぬぐいをし、家庭がある人は家庭の問題を抱えていたり、家庭がなくても、親が高齢でサポートが必要となったり、自分のことだけを考えていればよいわけではありません。
年金もどうでしょう。私たちの世代は支給開始年齢が６５歳よりさらに上がったとしてもおかしくありません。
大変な世代だなと思います。
このように氷河期世代を取り巻く問題は色々ありますが、一番深刻なのは、いまだに定職に就けない人たちがいることです。定職に就けたとしても時代が異なれば一流企業で活躍できたような人たちが零細企業で薄給に甘んじているのが実情です。能力もやる気もない５０代や３０代２０代の人たちが能力に見合わない好待遇で簡単に雇用されているのを見るたびに、とてもやるせない気持ちになってしまいます。
４０代以上の氷河期世代の人たちにもチャンスを与えて欲しいといつも切に願っています。
いや、氷河期世代だけではないかもしれませんね。色々な人生がありますから、ちょっとしたことでドロップアウトしてそのまま定職につけなくなってしまったという方は世代を問わずいますよね。
人手不足と言われて久しいですが、やる気も能力もある人たちが、これを生かす場がないというのは大きな矛盾ですし、日本企業の雇用制度に大きなゆがみがあるということは明らかです。
これまでの経験を交えて、氷河期世代を取り巻く問題や転職のコツ、日々思ったことなどを書いていこうかなと考えています。
なお、基本毒舌なうえ失言が多いので炎上防止の観点からコメント欄は設けていません（笑）。
※ちなみに、団塊ジュニア世代は１９７１年から１９７４年生まれです。（２０２１年時点で４７歳～５０歳）
※氷河期世代はおおむね１９９３年卒から２００５年卒だそうです。一番厳しかったと言われているのが２０００年卒ですね。
