氷河期世代の中には、すでに５０代になった方や５０代にさしかかろうとしている人もいると思います。
ですが、正社員になるのをあきらめる必要はありません。
派遣社員の方は正社員に、ブラック企業社員の方は条件の良い会社へ転職しましょう！
アラフィフでも派遣などの非正規から正社員に転職する方はいます。できないなんてことはありません。もちろん、簡単なことではありません。私自身、弁護士資格を取得して経験を積んでも転職活動で苦戦しましたから年齢差別や職業差別の厳しさは良く分かっているつもりです。
今さら、この年齢では無理だと決めつけて何もしない人も多いと思いますが、それは本当にもったいないと思います。時間がさかのぼることはないですから、今この瞬間が一番若いんですよ。もう４５歳、５０歳だからといっても、年金額が少ない人や蓄えがない人はあと２０年どころか３０年、もしくは死ぬまで働き続けなければならないかもしれないのです。先はまだまだ長いんです。
諸事情から今すぐに動くのは無理でも、活動してみて手ごたえがなかったとしても、絶対にあきらめてはいけません。あきらめたらそれで終わりです。
もしかすると、あと５年、１０年くらいしたら５０代の転職が当たり前の時代がくるかもしれません。日本経済が一時的にでも良くなる瞬間がやってくるかもしれません。いつチャンスがやってくるかわかりません。
この先何十年も生き続けてチャンスが一度も巡ってこないなんて、そんなことあるんですか？
もちろん、ボケっとしていたらチャンス到来に気付くことはないですし、自ら動かなければ奇跡でも起きない限りチャンスを掴むことはできません。
おとぎ話の世界ではないのですから。
チャンスが訪れた時に、もう４０代だから、５０歳だからといってあきらめてしまった人たちはすごく後悔することになるのではないですか？
氷河期で思うようなところに就職できなかった私と同世代の人の中には、とりあえず入れるところに入って、経験を積んで努力を重ねて少し景気の良くなったタイミングで大企業に転職していった人たちがたくさんいました。若かったとはいえ、ひどい経済状況で先が見えない中、彼らはあきらめなかったんですね。
また、今から２０年前は４０代の転職なんて考えられない時代でした。それどころか転職自体がマイナーな時代でした。そもそも中高年の女性が企業で働くこと自体が珍しい時代でしたね。今では男女とも４０代の転職なんて当たり前の時代です。５０代で転職する人も少しずつですが出てきました。
時代は刻々と変化していきます。５年後、１０年後、１５年後、おそらく転職市場もさらに変わっていると思います。チャンスが巡ってきた時のために、最大限の努力をして準備をして挑戦し続けることです。最大限が無理ならできる範囲でもかまいません。
もっとも、何のために正社員になりたいのか？本当に正社員になれば現状自分が抱えている問題が解決されるのか？正社員になれば自分は幸せになれるのか？等々よく考えたほうが良いと思います。
派遣社員よりも給料の安い正社員もいますし、劣悪な環境の職場もあります。正社員になったからと言って突然人生がバラ色になるわけではないからです。
圧迫面接がトラウマになっているとか、超一流大学出ているのに非正規で働いてきたのが恥ずかしいとか、ずっと派遣だったのを面接でバカにされるのが嫌だとか、・・・
だからなに？意味が分かんない。トラウマとかバカにされたくないとか言ってる場合じゃないですよね。恥ずかしいとかバカにされるからチャレンジしないで将来をあきらめるって、バカの極み。人生でほんの一瞬かするだけのアカの他人のために自分の人生を無駄にするんですから。
派遣やってるのをバカにされるのは当たり前です。世の中ってそういうもんです。４０、５０にもなればそれくらい分かるでしょう。人というのは本来的に人を差別したりバカにしたりする、そういう生き物です。
バブル世代は楽して一流企業に入ったのにとか、国は何もしてくれないとか、コロナがーとか、もう５０歳だからとか、・・・やらないうちから何言ってんの？って話なんですよ。そういうのを言い訳というんですよ。
以前ちょっと転職活動やってみてダメだったから無理に違いないとか・・・
まさかとは思いますが、たったの１００社とか２００社しか応募していないのに、だめだったと決めつけてあきらめてしまった人なんていませんよね？
グダグダ言い訳したり、やらない理由を探し出している暇があるのなら、少しでも状況が良くなるように知恵を絞りましょう。努力しましょう。挑戦しましょう。そしてチャンスを掴みましょう。
１０年後、２０年後、後悔しませんか？
挑戦しない理由はなんですか？
今からでも本当に正社員になりたいのであれば、目指しましょう！正社員！
