ジョブハンティング! 弁護士、派遣、社畜、銀座ホステス、いろいろやってみた。

元派遣、氷河期世代かつ団塊ジュニアの弁護士が外資系や大中小企業など40社以上で働いた経験をもとに、氷河期世代を取り巻く諸問題、40代派遣・フリーターから正社員へのステップアップのコツ、日々思ったことなどを綴っていきます。

中途採用者、経歴詐称率60%!!!  By ヴィヴィアン調べ(笑) part2

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こんにちは。ヴィヴィアンです。

今回は前回に引き続き経歴詐称についてお話しします。

 

前回の経歴詐称についての記事はこちら↓↓↓です。

vivien-moriya.hatenablog.com

 

今回の記事の目次です。

経歴詐称がバレたらどうなるのか?そもそもなぜバレるのか?

経歴詐称はなぜバレるのか?

バレるきっかけは、経歴に照らして実際のスキルがあまりにも低いとか問題行動をとるというような場合が多いです。優秀な人はだれも疑わないでしょうし、本人もボロは出さないでしょうからね。

ですから、入社後、きちんと業務をこなし、周りともうまくやっていればバレる可能性は低いのではないかと思いますね。

 

ある同僚の場合、中途で経験豊富なエキスパートとして入社してきたのですが、まったく仕事ができず、本人が全くの未経験であることを白状しました。

ですが、その方は、処分されることはありませんでした。簡単な事務作業しかできず、本来やるべき業務のせいぜい5%くらいしかこなすことができないので、残りの95%の業務はその方の代わりにほとんど私がやっていたんですよね。その方と私は給与がほぼ同じでしたから、めちゃくちゃですね。ソイツをクビにして、私の給与を倍にしろ!と思いました。

 

ニセ弁護士の同僚についてです。

弁護士資格の有無は簡単に調べられます。司法試験合格者も調べることができます。

ですから、弁護士を名乗ってもすぐにバレますし、弁護士登録していないけど司法試験に合格したというウソもバレます。

 

その方は普段から挙動不審なうえ、虚言癖があり、毎日毎日息を吐くように嘘を吐いていました。

これだけ大きな嘘をついていますし、おそらく他にも多くの重大な詐称があるのではと思いましたが、会社としては大事にしたくないのか、追及しなかったようです。学歴や職歴、業務歴など疑わしいところが多々あったんですけどね。この方はそれなりのポジションで入社してきましたが、それまでも「司法試験合格」「弁護士」という虚偽の経歴や肩書を利用してステップアップしながら渡り歩いてきたのでしょうね。

 

ちなみに、入社前にリファレンスチェックしたそうです(笑)。

経歴詐称がバレたらどうなるのか?

経歴詐称がバレた場合、内定取り消しや、入社後であれば解雇など懲戒処分等の可能性がある、というのはよく言われていることですので皆さんご存じですよね。

 

もっとも、実際に解雇されたりすることは少ないのではないかと思いますね。

日本は労働者に激甘な国ですから、日本の企業は解雇することを躊躇する傾向がありますよね。

 

しかも、バレる頃には、上層部や同僚たちも情が移ってしまっていますから、クビを切るとか何らかの処分を行うのは難しい心理状態に陥っていることが多いです。

 

では、なぜ、情が移ってしまうのか?

バレる人たちの多くは極端に仕事ができず、能力が劣ります。おそらく幼少期から周りの助けを借りないと生きていけなかった人たちです。そのため、周りに取り入るのが非常にうまいのです。とにかく、周りの人間をおだてたり、ごまをすったり、褒めちぎります。仕事よりもそういったことにエネルギーを注ぎます。周りと対立するようなことは一切しませんね。ですから、従順な人が好きな典型的日本人からは非常に好かれるんですよ。彼らは。

 

ですから、バレても、せいぜい最低限のモラルのある一部の同僚から信用されなくなるとか、バカにされるとか、昇進しにくくなるとか、その程度ではないでしょうか。

 

社内での居心地が悪くなるかなぁ、と一瞬思いましたが、それはないですね。

なぜなら、自分の実力に見合わないような大胆な詐称をする人が、普通の神経してるわけないじゃないですか。

大胆な詐称をする人は、日頃の業務態度もかなりおかしいですし、根本的に人間が違うというか。ネジがいくつも吹っ飛んでる感じで、もう異星人です。

 

私のウソつき同僚たちも、バレた後、何食わぬ顔で業務についていましたよ。むしろ、開き直って被害者ヅラしている人もいました。マジで、こいつらクズですよ。

私はこういうヤツラが大嫌いですし、キモイと思っていますし、心底軽蔑しています。

地獄に落ちろ!!!って思ってます。

まとめ

経歴詐称野郎は実はたくさんいるんですね。

私も経歴詐称してみたくなってきました(笑)。 詐称、しちゃおっかなぁ~♪♪

 

私は這い上がるために弁護士資格まで取得したわけですが、派遣のキャリアが長いことなど経歴(+資格に対する嫉妬もありますね)のために資格を取得してからも転職市場で差別され続けています。

ちなみに、私はかなり仕事できますよ。

 

私だけではありません。たまたま氷河期だったがために、新卒で正社員になれなかった人やブラック企業に入ってしまったり転職運が悪かった人の中には、努力もしてきたし、ずば抜けて優秀だったり高度な専門スキルがあるにもかかわらず、今なお転職市場では見向きもされないという方がいます。

 

私の知り合いに氷河期世代で天才級の人がいますが、ブラック零細企業で肉体労働をしています。

東大理科Ⅲ類に入るような人やエリート弁護士とかエリート裁判官と言われるような人たちよりも、はるかに頭脳明晰な人です。

 

一方、経歴を詐称するだけで簡単に正社員の地位やより良い肩書、高収入をゲットしていく人が大勢います。

氷河期世代でもなく、簡単に就職できた世代なのに、お金のため、肩書のため、欲望を満たすために経歴詐称をしています。

しかも、一度だけ大きな詐称をして、外資系やそこそこの企業に入ってしまえば、後はその正規の経歴を武器にさらにステップアップしていくことができます。

 

なんだか、悔しくありませんか?

氷河期世代の人が苦しくてやむを得ず詐称した、というならともかく、バブル世代や、40前後以下の就職楽勝世代が、自分よりも仕事のできない正社員たちが、詐称して、さらなる高い地位や多くの富を得ていくんですよ。

詐称しなくても、仕事できないのにそこそこの企業の正社員という肩書だけで過大評価されて、ステップアップしていく人たちもたくさんいますよね。

 

わたしは、すごく悔しいです。納得できません。

弁護士になった後でさえも、転職のたびに、エージェントの担当者、企業の採用担当者、面接官、あらゆる人たちからボロカスに言われ、過去に派遣をやっていたことを責められ激しく罵られることもあります。

 

私が弁護士資格を取得して経験を積んでやっと得た職場に、詐称によって簡単に転職してきた無能な人がたくさんいるなんて。彼らの分まで仕事をしなければならないんて。しかも、その人たちと同じかずっと低い給与だなんて。

なんの罰ゲームだよ!って思います。

 

そして、詐称した人に限らず仕事のできない正社員の多いこと!

私の何倍もの年収をもらっている名門企業の部長さんに手取り足取り仕事を教えてあげたり、黒子になって代わりに仕事をしていたことがあります。仕事のできない一流企業の勘違いエリート社員の尻ぬぐいも何度もしましたね。さらに別の職場では、何もできないアンポンタン部長に私が裏で逐一指示を出して動かしていたこともあります。

 

悔しくて悔しくて仕方がないので、差別されてもバカにされても嫌な思いをしても、納得できるまでこれからも転職を繰り返すつもりです。

 

氷河期世代で派遣をやっている方や劣悪な環境に苦しんでいる皆さん、どう思いますか?

これから経歴詐称にチャレンジしてみますか?

 

経歴詐称が蔓延するのは、経歴と実力がリンクしないことを実は多くの人が認識しているからなんですね。

つまりバレにくいということです。仮に一流企業の人が仕事ができるのであれば、一流企業出身なのに仕事ができないとなると詐称が疑われるはずです。ですが、誰も疑わないのですから。

(にもかかわらず、転職市場では、一流企業出身者を過大評価し、ほぼ経歴や肩書だけで採用が決まるという矛盾があります。)

 

仮にバレたとしても日本では正社員をクビにするのは難しいですから、入社してしまえばこっちのものなんですよね。チョロいもんですよ。

 

ですから、皆必死になって経歴を詐称し、面接でウソをつき、面接官をだまして内定を勝ち取るんですね。

入社した後、仕事ができなくて周りの同僚に迷惑をかけるとか、そんなこと彼ら彼女らにとってはどうでもよいことなんですよ。超利己主義な人たちだなと思います。

 

転職市場では、こんな人たちがライバルになるわけです。

 

まぁでも、書いていてつくづく思うんですけど、人事の採用担当はいったい何をしているんでしょうね?