ジョブハンティング! 弁護士、派遣、社畜、銀座ホステス、いろいろやってみた。

元派遣、氷河期世代かつ団塊ジュニアの弁護士が外資系や大中小企業など40社以上で働いた経験をもとに、氷河期世代を取り巻く諸問題、40代派遣・フリーターから正社員へのステップアップのコツ、日々思ったことなどを綴っていきます。

元派遣の弁護士が語る!40代以上の派遣社員から正社員に転職する方法! 履歴書、職務経歴書の書き方

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こんにちは。ヴィヴィアンです。

前回と前々回は、経歴詐称↓↓↓についてお話ししました。応募書類を作成するにあたり是非参考にしてください。

vivien-moriya.hatenablog.com

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今回は履歴書や職務経歴書など応募書類の書き方についてお話しします。

なお、職歴が多い人向けの書き方に特化した内容ですので、一般的なお作法については他のサイトを参考になさってください。

 

応募書類については、派遣社員やフリーターをやっていた方、特に短期の仕事を繰り返していた方にとってはどのように書くべきか悩ましい問題ですよね。とにかく、働いてきた職場が多すぎますからね。おそらくすべては書ききれないという人もいるかと思います。

そもそも、覚えてすらない、という人もいますよね?私も20年以上前についてはパッとは思い出せません。

 

転職エージェントの中には応募先企業へ提出するための独自の応募書類を用意しているところがありますが、いずれにせよ、エージェントには登録時に履歴書と職務経歴書を提出することが多いですし、一部のエージェントを除いて応募先企業にも応募時に履歴書と職務経歴書を提出するのが一般的です。

また、エージェントを通して応募する場合、エージェントが作成した推薦書を応募書類と一緒に提出するのが一般的です。もっとも、応募先が推薦書をどの程度参考にするかは不明です。

 

目次

派遣やフリーターで職を転々として職歴が多い人の履歴書の書き方

大事なポイントは以下3点です。

1 エージェント等の所定の書式や一般に流通している書式は極力使用しない。自作する。

2 分かりやすく、かつ、都合良く書く (全部書かない!)

3 必ず!だれかに見てもらう

 

 履歴書の書き方 目次

手書きかワープロか?

・エージェント等の所定の書式や一般に流通している書式は極力使用しない。自作する。

・分かりやすく、かつ、都合良く書く (全部書かない!)

・必ず!だれかに見てもらう

・職歴が多い人の履歴書の書き方の具体例

 

手書きかワープロか?

特に指定がなければワードで作成しましょう。

たまに応募先企業が手書きで書けと指定してくることがありますが、バカな会社だなと思いますね。

エージェント等の所定の書式や一般に流通している書式は極力使用しない。自作する。

私はネットで探してきた履歴書のひな形を1ページのシンプルな形に修正して使用していました。(ちなみにエクセルファイルです。)1ページですからそれほど多くを書くことはできません。

通常の履歴書にあるような志望動機・自己PR、趣味、通勤時間、扶養家族、配偶者、本人希望記入欄等は設けていませんでした。これらは基本的に必要ないと思ったからです。

 

ただし、アピールするために志望動機や自己PRを書きたい人もいると思います。そのような場合は、職務経歴書に書くとよいと思います。

分かりやすく、かつ、都合良く書く (全部書かない!)

正社員としての職歴は書くのが基本です。ただし、数か月で辞めたような場合はどちらでも良いと思います。もっとも、その分ブランクが発生するので怪しまれるリスクがあります。

 

職歴に長めのブランクがある場合は、そのブランクの時に何をしていたか簡単に書くとよいと思います。

結婚して家庭に入っていたとか、資格試験の勉強をしていたとか。

 

派遣先や派遣元を転々としていた場合、すべて書く必要はありません。

代表して一つか複数、派遣先企業名(派遣元ではありません)を書けばよいと思います。

有名企業を書いてもよいですし、長く勤務した企業を書いてもよいでしょう。

 

ただし、すべての派遣先を書かない場合、挙げた派遣先企業名の最後に「等」と書いてすべてではないことが分かるようにすることと、派遣であることが分かるように書いておくことが大切です。

例: 「株式会社●●●●に派遣社員として勤務」

 

単に、「派遣社員として複数の企業に勤務」、とだけ書いて、派遣先や派遣元を全く書かないのもアリだと思います。

 

エージェントの担当者によっては、すべての派遣先を書かないと詐称になるとかトンチンカンなことをいう人が言ますが、そんなことはありません。私はこれまでエージェントからも応募先企業からも一度も指摘を受けたことはありません。派遣先名は一切書かなくてよいというエージェントの担当者もいるくらいです。

必ず!だれかに見てもらう

自分ではちゃんと書けているように思っても、他人から見ると派遣やフリーターの職歴というのは非常に分かりにいものなんです。

 

ですから、他人からどう見えるのか、読んだ人にきちんと伝わるような書き方になっているかどうか、エージェントの担当者や周りの人に必ず見てもらって、確認しておきましょう。

職歴が多い人の履歴書の書き方の具体例

以下の職歴だったとします。派遣先B社C社に長くいました。

 

2010年1月1日~2010年8月30日 A社に派遣(甲派遣会社)

2010年11月1日~2014年12月31日 B社に派遣(乙派遣会社)

2015年1月1日~2016年2月28日 C社に派遣(丙派遣会社)

2016年4月1日~2016年7月31日 D社に派遣(乙派遣会社)

2016年9月1日~2017年12月31日  資格試験の勉強をしていた

2018年1月1日~2019年1月31日 E社に派遣(契約社員)

2019年3月1日~2019年7月31日 F社に派遣(甲派遣会社)

2019年9月1日~2020年5月31日 G社に派遣(乙派遣会社)

 

以上のようなケースの場合、以下のようにまとめると見やすくなります。あくまでも一例です。

***履歴書の書き方例***

2010年1月~2016年7月   B社等において派遣社員として勤務

2016年9月~2017年12月   資格試験の勉強等

2018年1月~2019年1月   E社において勤務(契約社員)

2019年3月~2020年5月   G社等において派遣社員として勤務

**************

派遣やフリーターで職を転々として職歴が多い人の職務経歴書の書き方

大事なポイントは以下の5点です。履歴書の書き方と重なります。

1 エージェント等の所定の書式や一般に流通している書式は極力使用しない。自作する。

2 分かりやすく、かつ、都合良く書く (全部書かない!)

3 業務内容をちゃんと書く

4 派遣だからと過小評価しない

5 必ず!だれかに見てもらう

 

職務経歴書の書き方 目次

・手書きかワープロか?

・エージェント等の所定の書式や一般に流通している書式は極力使用しない。自作する。

・概略を書く(基本、仕事と直接関係のないことは触れなくてよい)

・志望動機、自己PRを書きたい人は書いてOK

・雇用形態は書かなくてもOK

・直近の職歴から書いていく

・分かりやすく、かつ、都合良く書く (全部書かない!)

・業務内容をちゃんと書く 

・派遣だからと過小評価しない

・必ず!だれかに見てもらう

・職歴が多い人の職務経歴書の書き方の具体例

 

手書きかワープロか?

特に指定がなければワードで作成しましょう。

エージェント等の所定の書式や一般に流通している書式は極力使用しない。自作する。

エージェント等の所定の書式や一般に流通している書式はなるべく使用しないほうが良いです。

なぜなら、これらは正社員やキレイな経歴の人を想定して作られているため、複雑な職歴をうまく落とし込めないからです。

ですから、ネットで探してきたものをたたき台にして、自分の職歴をうまく落とし込むのに都合の良い書式を自分で作成しましょう。

なお、1~2ページ程度に簡潔にまとめるのが一般的です。自己PRや志望動機等を書く場合はともかく、職歴だけで3ページは多いと思います。

概略を書く (基本、仕事と直接関係のないことは触れなくてよい)

職歴が多い人や、大卒後しばらく働いてその後留学し、帰国後ホームレスになり、その後フリーターになったとか紆余曲折あった人など、学校を卒業して以降の流れが分かりにくい人は、職務経歴書の上の方に職歴の概略を数行程度で書くとよいです。

ここでの概略の内容ですが、わたしは面接の際に自己紹介で話す簡単な略歴と同じようなことを書いていました。

 

例えばですが、「大学卒業後、メーカー等で営業事務や一般事務の業務に従事した後、専門学校で~の資格を取り、その後、IT企業等でweb関係に仕事に従事していました。」のような感じです。

志望動機、自己PRを書きたい人は書いてOK

職務経歴書に志望動機や自己PRを書くべきか、迷う人もいると思います。

これについては、エージェントの担当者によって書いた方が良いという人と、書いても意味がないという人がいます。

 

私としては、プラスに評価してくれる企業もなくはないと思いますし、書いてマイナスになるということはほとんどないと思いますので、迷ったら書けばよいのではないかと思います。

ただし、書く場合は職務経歴書の最後にしましょう。

雇用形態は書かなくてもOK

雇用形態というのは、正社員とか契約社員、派遣社員等のことです。これらはあえて書く必要はないです。

なぜなら、職務経歴書は、どのような仕事をしてきたのか、それによりどのようなスキルを獲得したのかを書くための書面ですので、雇用形態はまったく無関係だからです。

また、雇用形態は履歴書に書いているはずですので、詐称になることはありません。

直近の職歴から書いていく

直近の職歴から順番に書くのが一般的ですが、いくつかの職歴を経験した人の場合、職歴ごとに分けて書く書き方もあります。英文レジュメの書き方がけっこう参考になると思います。

分かりやすく、かつ、都合良く書く (全部書かない!)

職歴が多い人は、とにかく分かりやすく書くことが大切です。説明しなくてもパッと見でだいたいのことが分かるように書きましょう。

詳細に書く必要はありません。正確さよりも分かりやすさを優先すべきです。

 

基本的に、応募職種に関連する職歴を中心に書けばOKです。

アピールになるところは丁寧に、そうでないところは簡単に書くか省略します。メリハリが大事です。

同じ職種の派遣先が多い場合は、長くいたところや有名企業の名前をいくつか代表して挙げればよいです。

 

なお、応募職種と関係のない仕事でも、正社員でやっていたとか、責任のある立場でやっていたとか、難易度の高い仕事だったとか、人の興味をそそるような仕事等については、ある程度書くとアピールになるかもしれません。

 

また、応募職種と関係のないもので自分ではつまらない仕事だと思っていても、応募先企業が興味をもってくれたり面白がってくれることもありますし、経験職種の豊富さを評価する企業もなくはないので、簡単に書いておいても良いかもしれません。

職務内容をちゃんと書く 

職務内容については自分のスキルや経験が読み手に伝わるように工夫して書く必要があります。

なぜなら、読み手は、派遣やフリーターの仕事をバカにしています。補助的な仕事、学生アルバイトでもできる簡単な仕事と決めつけています。派遣というだけで9割ぐらい減点されるような感じですね。

 

職務内容の表現の仕方について、求人票に記載されている書き方を参考にすると、なんとなく立派な雰囲気を醸し出せると思いますので参考にしてはいかがでしょうか。(実は、求人票もけっこう盛ってるんですよね!)

あとは、企業側はハナから減点する気満々なんだから、こっちはモリモリに盛ってしまうというのもアリかもですね。

派遣だからと過小評価しない

派遣だから、とか、どうせ簡単な仕事なんだし、なんて思わないでください。

派遣の人と同じかそれよりも簡単な業務をやっている正社員なんて掃いて捨てるほどいます。

謙虚さは捨ててください。

簡単な業務は省略するか、表現を工夫して書きましょう。

また、スキルが必要そうに見える業務やパッと見難しそうに見える業務等を目立つところに丁寧に書くなど工夫してください。

必ず!だれかに見てもらう

履歴書と同じです。

 

自分ではちゃんと書けているように思っても、他人から見ると派遣やフリーターの職歴というのは非常に分かりにいものなんです。

 

ですから、他人からどう見えるのか、読んだ人にきちんと伝わるような書き方になっているかどうか、エージェントの担当者や周りの人に必ず見てもらって、確認しておきましょう。

 

私は職務経歴書を何十回も書き直しましたよ。

職歴が多い人の職務経歴書の書き方の具体例

甲という派遣会社からA社~E社へ派遣されていた場合。

 

A社で営業事務(2010年1月1日~2010年3月31日)

B社でOA事務(2010年4月1日~2010年6月30日)

C社でOA事務(2010年9月1日~2011年3月31日)

D社でデータ入力(2011年4月20日~2011年9月30日)

E社で営業事務(2011年11月1日~2013年4月30日)

 

以上のような場合、以下のように書くのもありだと思います。「等」は忘れずにつけましょう。期間をまとめます。

※あくまでも、以下の例はまとめ方に重きを置いているので、レイアウト等についてはネットで調べてください。

***職務経歴書の書き方例1***

2010年1月~2013年4月

 ・A社等で営業事務を担当

   ・・・・・営業事務について具体的な業務を書く

 ・B社等でOA事務を担当

   ・・・・・OA事務について具体的な業務を書く

 ・D社でデータ入力を担当

   ・・・・・データ入力について具体的な業務を書く

*******************

 

もっとも、OA事務の職種での転職を考えているのであれば、OA事務以外の職種は省略するか簡単に一言だけ書くというのもアリです。

***職務経歴書の書き方例2***

2010年1月~2013年4月

 ・B社等でOA事務の事務を担当

   ・・・・・OA事務について具体的な業務を丁寧に書く

 ・A社等で営業事務、データ入力を担当

   ・・・・・営業事務、データ入力について簡単に書く

*****************

 

OA事務の職種での転職を考えている場合、次のような書き方もアリだと思います。

***職務経歴書の書き方例3***

2010年1月~2013年4月

 B社等でOA事務等の事務を担当

  ・・・・・具体的な業務を丁寧に書く (←ここで、B社でのOA事務に加えて、B社以外でで経験したOA事務の業務もあれば入れてOK)

*****************

 

今回は以上となります。具体例は見にくかったですよね。すみません。

そのうち修正します。

次回のテーマは未定です。